多硫化物(読み)たりゅうかぶつ(その他表記)polysulfide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多硫化物」の意味・わかりやすい解説

多硫化物
たりゅうかぶつ
polysulfide

ポリ硫化物ともいう。一般式 で表わされる硫化物総称。一般の金属の硫化物は 型の酸性硫化物, 型の正規 (中性) 硫化物の2系列を形成するが,アルカリ金属および若干のアルカリ土類金属は多硫化物をつくる。これらの硫化物の水溶液は多量の硫黄を溶かし,黄色ないし赤褐色溶液をつくるが,これは多硫化物の形成に起因する。 n は 2~5 の値をとる。多硫化物はすべて水に易溶,酸を加えると硫黄を遊離する。非金属元素の多硫化物に相当するものに多硫化水素がある。多硫化アンモニウム (黄色硫化アンモニウム) は定性分析の分離試薬として広く用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む