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非金属元素 ヒキンゾクゲンソ

百科事典マイペディアの解説

非金属元素【ひきんぞくげんそ】

単体が金属としての性質をもたない元素。周期表の右側にあるホウ素,炭素,ケイ素,窒素,リン,ヒ素,酸素,硫黄,セレンテルル,第VIIB族(ハロゲン)元素,第0族元素および水素がこれに属する。一般に金属光沢をもたず,電気伝導性や熱伝導性は金属と比べてかなり小さい。また,その酸化物は酸性であることが多い。また,ゲルマニウムスズアンチモンなどは,金属と非金属の中間的な性質を示すので,半金属とも呼ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひきんぞくげんそ【非金属元素 nonmetallic element】

単体が金属としての性質をもたない元素。周期表の右側にあるホウ素,炭素,ケイ素,窒素,リン,ヒ素,酸素,硫黄,セレン,テルル,第VIIB族(ハロゲン)元素,第0族元素および左最上部にある水素がこれに属する。すべて非遷移元素である。0族元素の単体は単原子気体(極低温では液・固体)であるが,他の元素の単体は一般に共有結合による原子の集団から成り,そのなかには少数の原子を含む分子(N2,O2,Cl2,P4,S8など)から成る融点沸点の低い物質から,無数の原子が三次元的につながり合っている融点・沸点のきわめて高い物質(ダイヤモンドや黒鉛,ケイ素やホウ素の単体など)まで種々のものがある。

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大辞林 第三版の解説

ひきんぞくげんそ【非金属元素】

金属状態の単体をもたない元素。周期表上でホウ素からアスタチンを結ぶ線の右上に位置する元素と水素がほぼこれに当たる。水素と希ガスを別にして陰イオンとなりやすく、酸性酸化物をつくる。単体が分子から成るものが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

非金属元素
ひきんぞくげんそ
non-metallic element

単体が非金属であるような元素をいう。金属元素に対する語。一般に電気陰性度の高い元素で、長周期型周期表で右上方部に集まっている。ただし、水素Hは左側にあるが非金属元素である。すなわち、水素H、ホウ素B、炭素C、ケイ素Si、窒素N、リンP、ヒ素As、酸素O、硫黄S、セレンSe、テルルTe、フッ素F、塩素Cl、臭素Br、ヨウ素I、ヘリウムHe、ネオンNe、アルゴンAr、クリプトンKr、キセノンXe、ラドンRnが非金属元素であり、常温で気体の状態にあるものが多い。これらのうちヘリウムHe以降の不活性気体は化学結合をつくりにくいが、他は電気的に陰性で共有結合をつくりやすく、分子を構成しやすい。しかし単体でも金属性および非金属性の同素体が存在していて、その区別がむずかしい元素もあり、たとえば、金属元素との境界にある元素、ゲルマニウム、ヒ素などはどちらに分類するかはあいまいで、半金属などということもある。一般に非金属元素の酸化物の水溶液は酸であるのに対し、金属元素の酸化物は塩基である。[中原勝儼]

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世界大百科事典内の非金属元素の言及

【金属元素】より

…元素の大多数は金属元素である。ふつう,周期表の上で,ホウ素B―ケイ素Si―ヒ素As―テルルTe―アスタチンAtを斜めに結んだ線を,ほぼ金属元素と非金属元素の境界線とし,その左側,下側の元素をすべて金属元素,右側,上側(および境界線上)の元素を非金属元素として元素を分類することが多い。しかし境界線付近のケイ素,ゲルマニウム,スズ,ヒ素,アンチモン,ビスマス,テルルなどの元素はしばしば両者の中間的な挙動を示し,条件によって金属的な形態と非金属的な形態をとるものや,半導体となるものなど,一連の特異な性質が現れる。…

※「非金属元素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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