最新 地学事典 「多輪廻地形」の解説
たりんねちけい
多輪廻地形
multicycle landscape ,polycyclic landscape
二つ以上の輪廻に属する地形がある地域に共存するもの。重輪廻地形とも。侵食輪廻の進行中に火山活動や気候変化などの事変が起こったり,地盤の隆起・沈降が起こると,それまでの輪廻が中断されて新たな事態に対応して新しい侵食輪廻が始まる。この場合,従来の輪廻のもとで進行してきた地形は前輪廻の地形として残り,特に地盤の隆起によって輪廻が中断されたときには段丘面となって残る。一定の静止期を挟んで地盤が間欠的に隆起すると何段もの段丘面が生ずるのもその例。
執筆者:高山 茂美
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

