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気候変化 きこうへんか climatic change

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

気候変化
きこうへんか
climatic change

ある場所や地域の気候は一般に 30年くらいの平均状態をもって示されるが,さらに長い年月の平均や変化をみるとかなり変動している。これを気候変化という。気候変化は 100年や数百年という期間をとった場合,一定の周期をもって繰り返すことがある。

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百科事典マイペディアの解説

気候変化【きこうへんか】

気候変動とも。気候の規則的または不規則的な周期的変化を気候変動,温暖化・乾燥化・寒冷化のように一定の方向を指向したものを気候変化と使い分ける場合もある。変動の起こる時間のスケールによって普通四つに分類。
→関連項目古気候学

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世界大百科事典 第2版の解説

きこうへんか【気候変化 climatic change】

長い地球の歴史の間に,たとえばある時代は暖かく,ある時代は寒くといったように,気候は波を描いて絶えず変化している。これを気候変化または気候変動という。これまでの研究によると,さまざまの気候変動の周期が示されている。なかでも,周期11年は太陽活動に対応するもので顕著である。また,35年周期(ブリュックナー周期)は,E.ブリュックナーカスピ海の水位,アルプス山岳氷河の消長などの変動中に見いだしたものとして有名である。

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大辞林 第三版の解説

きこうへんか【気候変化】

さまざまな時間と空間のなかで変化している地球の気候について、その変化を総称していう語。気候変動と同義に使われる場合もあるが、気候変化は時間スケールの長いものに使うことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

気候変化
きこうへんか
climate change

気候は長い期間をとると、さまざまに変化する。数百万年から数万年の時間スケールで、氷期と間氷期が訪れたり、数百年から数十年の比較的短い時間スケールでも、温暖な時期と寒冷な時期が現れたりする。気候変化とは、数十年以上の時間スケールでおこるこのような変化の総称である。気候変化の原因は、太陽活動などの自然的要因と、二酸化炭素の増加による地球温暖化などの人為的要因とに大別されるが、現在では人為的要因による気候変化、すなわち「地球温暖化」と同義で使われることが多い。類似した用語の「気候変動」は、対象とする時間スケールが年々~数十年と短く、本来は変動の大きさ(変動性variability)を議論する場合などに用いられるが、日本では「気候変動」に気候変化の意味も含めて用いられることが多い。ちなみに、政府レベルで地球温暖化問題を検討するために設立された国連の関連の組織であるIPCCのCCはClimate Change(気候変化)であるが、「気候変動に関する政府間パネル」と翻訳されている。[三上岳彦]

気候変化の実態

対象とする時間スケールによって、(1)地質時代、(2)歴史時代、(3)観測時代に分けられる。
(1)地質時代とは、地球の誕生から新生代第四紀までの期間で、数億年から数万年の時間スケールがその対象となる。この時代の気候は、古い地質や動植物の化石などから、およそ次のように推定される。数億年以上前の先カンブリア時代については不明であるが、古生代前半のカンブリア紀からデボン紀(約5億4100万~3億5890万年前)は温暖であった。古生代後半の石炭紀からペルム紀(約3億5890万~2億5217万年前)にかけて、南半球を中心とする氷河時代があったが、その後、中生代から新生代第三紀(2億5217万~258万年前)までは比較的温暖な気候が現れた。続く第四紀(258万年前以降)は氷河時代ともよばれ、北半球を中心に氷期と間氷期が交代した。とくに80万年前ごろからは、約10万年の周期で氷期と間氷期が交互に訪れた。最終氷期の最寒冷期は約2万年前で、地球の平均気温は現在よりも5~6℃程度低かったと推定されている。この最終氷期は約1万年前に終わりを告げた。
(2)歴史時代とは、後氷期の約1万年間をさす。この時代の気候を推定するには、樹木の年輪や花粉の分析、極地の氷河に含まれる酸素同位体比(18O/16O)の分析などのほかに、日記や古文書の天候・災害記録が役にたつ。それによると、最終氷期以降の温暖化は約6000年前に頂点に達し、その前後約3000年間は気候最良期あるいはヒプシサーマルとよばれている。平均気温は現在よりも1~2℃くらい高かったと推定される。その後は変動を繰り返しながらしだいに寒冷化している。過去約2000年間をみると、8世紀から13世紀にかけて、「中世の温暖期」とよばれる温暖な時期があり、続く15世紀から19世紀に至る約300年間はヨーロッパを中心に寒冷な気候が訪れ、「小氷期」とよばれた。
(3)観測時代とは、19世紀末以降、現在までの期間をさすが、気象観測データを用いて詳細な気候変化の様相を知ることができる。IPCC第5次評価報告書(2013年発行)によると、陸上と海上の観測データをもとに世界の複数の研究機関が別個に算出した地球全体の平均気温から求めた直線的な変化傾向から、1880年~2012年の期間に0.85℃の気温上昇(温暖化)が確認された。[三上岳彦]

気候変化の原因

自然的な要因と人為的要因(人間活動)によるものとに大別される。
〔1〕自然的な要因としては、(1)地殻や地磁気の変化(大陸移動、造山運動、地磁気の強弱など)、(2)地球軌道要素の変化(軌道の離心率、自転軸の傾き、歳差運動が、それぞれ約10万年、約4万年、約2万年の周期で変動することによる中高緯度での日射量変化)、(3)太陽活動の変化(日射量、宇宙線量の長期変動)、(4)火山活動の変化(大規模噴火に伴う成層圏微粒子の増加による一時的な地上気温の低下)などがあげられる。海水温や雪氷面積の変動も気候変化の引き金として重要である。
〔2〕人間活動による気候変化でもっとも重要なのが、大気中の二酸化炭素濃度の増大による温室効果の強化である。21世紀末には、19世紀末の約2倍に増大すると予想される二酸化炭素によって、地上の平均気温は2~3℃程度上昇すると推定されている。[三上岳彦]
『住明正・安成哲三・山形俊男・増田耕一・阿部彩子・増田富士雄・余田成男著『岩波講座 地球惑星科学11 気候変動論』(1996・岩波書店) ▽三上岳彦監修、『タイム』誌編集部編『地球温暖化――TIME誌の写真でわかる地球温暖化問題と解決法』(2009・緑書房) ▽甲斐憲次編著『二つの温暖化――地球温暖化とヒートアイランド』(2012・成山堂書店) ▽鬼頭昭雄著『気候は変えられるか?』(2013・ウェッジ) ▽多田隆治著、日立環境財団協力『気候変動を理学する――古気候学が変える地球環境観』(2013・みすず書房) ▽筆保弘徳編、川瀬宏明編著、梶川義幸・高谷康太郎・堀正岳・竹村俊彦・竹下秀著『異常気象と気候変動についてわかっていることいないこと――ようこそ、そらの研究室へ』(2014・ベレ出版)』

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