夜ひらく(読み)ヨルヒラク

デジタル大辞泉 「夜ひらく」の意味・読み・例文・類語

よるひらく【夜ひらく】

原題、〈フランスOuvert la nuitモランの短編小説集。1922年刊。「カタローニュの夜」「ローマの夜」など6作品を収録日本では堀口大学翻訳で知られ、「夜とざす」とともに大正時代モダニズム文学に影響を与えた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の夜ひらくの言及

【堀口大学】より

…その翻訳の量と幅広さは他に類を見ない。とくにポール・モランの小説《夜ひらく》の訳出(1924)は,新感覚派出現の契機を作った。【小海 永二】。…

※「夜ひらく」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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