管弦楽組曲(読み)カンゲンガククミキョク(その他表記)overture

翻訳|overture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「管弦楽組曲」の意味・わかりやすい解説

管弦楽組曲
かんげんがくくみきょく
overture

ルイ 14世時代のフランスオペラバレエの器楽部分の抜粋から起り,のち独立した器楽形式として作曲されるようになった組曲をいう。緩急緩のリュリ式 (フランス式) 序曲冒頭におかれ,そのあとに種々の舞曲が続く構成をとったことから,overture (序曲) と呼ばれた。バッハの4曲の作品が有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「管弦楽組曲」の解説

管弦楽組曲

ドイツの作曲家J・S・バッハ作曲の管弦楽曲(1718頃、20頃、27-36?)。原題《Ouvertüre》。全5曲。第3番の第2曲を、アウグスト・ヴィルヘルミがヴァイオリン独奏用に編曲した『G線上のアリア』が知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android