夜台(読み)やだい

精選版 日本国語大辞典 「夜台」の意味・読み・例文・類語

や‐だい【夜台】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「長夜(ちょうや)の台」の意 )
  2. 永眠する所。墳墓(ふんぼ)墓穴
    1. [初出の実例]「未如吾霊庿、金策頻加、樹人位於夜台之後」(出典本朝麗藻(1010か)下・三月尽日陪吉祥院聖廟〈大江以言〉)
    2. 「其事なかばにして病にかかり、〈略〉卒に夜台の客とはなりぬ」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)
  3. 人がすべて眠りにつく夜。
    1. [初出の実例]「夜台失満月之光、日天迷黒雲之影」(出典:性霊集‐八(1079)孝子為先妣周忌図写供養両部曼荼羅大日経講説表白文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夜台」の読み・字形・画数・意味

【夜台】やだい

墓穴。

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