夢違(読み)ゆめちがい

精選版 日本国語大辞典 「夢違」の意味・読み・例文・類語

ゆめ‐ちがい‥ちがひ【夢違】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆめちがえ(夢違)
    1. [初出の実例]「せん方泪に宝舟売り 長枕二人寝られた夢違ひ」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三二)
  3. ゆめちがい(夢違)の貘の札」の略。
    1. [初出の実例]「先初春のそらしづけく〈略〉おふぎおふぎ梦(ユメ)ちがゐ宝舟新板かわりました四五六と」(出典洒落本・百安楚飛(1779))

ゆめ‐ちがえ‥ちがへ【夢違】

  1. 〘 名詞 〙 悪い夢を見た時、それが正夢となって災難が来ないように、まじないをすること。ゆめちがい。
    1. [初出の実例]「吉備大臣夢違誦文歌 あらちをのかるやの先に立つ鹿もちがへをすれば違ふとぞ聞く」(出典:袋草紙(1157‐59頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「夢違」の解説

夢違

恩田陸長編小説。2001年刊行。

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