大ノ里万助(読み)オオノサト マンスケ

20世紀日本人名事典 「大ノ里万助」の解説

大ノ里 万助
オオノサト マンスケ

大正・昭和期の力士(大関)



生年
明治25(1892)年4月1日

没年
昭和13(1938)年1月22日

出生地
青森県南津軽郡藤崎町

本名
天内 万助

経歴
162センチの小兵ながら大関24場所を務め、丸い土俵をうまく使って、千変万化の技を駆使玉錦、鏡岩らと互角に闘った昭和初期の名人力士。明治45年1月初土俵、大正7年5月入幕、14年初場所から大関。若松部屋、湊川部屋を経て、出羽海部屋に所属。昭和7年天竜一派の春秋園事件に参加、大日本相撲協会脱退し、10年引退した。幕内成績217勝147敗6分。その後、巡業先の満州で死去した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大ノ里万助」の解説

大ノ里万助 おおのさと-まんすけ

1892-1938 明治-昭和時代前期の力士。
明治25年4月1日生まれ。44年若松部屋に入門し,大正7年に入幕。14年大関となり,身長164cm,体重98kgの小兵ながらたくみな技で大関在位24場所をかぞえた。昭和7年の天竜事件で大日本相撲協会を脱退。関西新興力士団にくわわり,巡業先の大連で昭和13年1月22日死去した。47歳。青森県出身。本名は天内万助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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