千変万化(読み)センペンバンカ

デジタル大辞泉 「千変万化」の意味・読み・例文・類語

せんぺん‐ばんか〔‐バンクワ〕【千変万化】

[名](スル)さまざまに変化すること。「世情千変万化する」

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精選版 日本国語大辞典 「千変万化」の意味・読み・例文・類語

せんぺん‐ばんか‥バンクヮ【千変万化】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんべんばんか」とも ) さまざまに変化すること。場面、事態様子などが、つぎつぎと変化していくこと。千変万幻(せんぺんばんげん)。せんぺんばんけ。
    1. [初出の実例]「千変万化、有何常則」(出典本朝文粋(1060頃)一・裘賦〈兼明親王〉)
    2. 「蹴散しては道を通り打破ては囲を出て、千変万化(せんベンバンクヮ)揔て人の態(わざ)に非ずと申ける間」(出典:太平記(14C後)三三)
    3. [その他の文献]〔列子‐周穆王〕

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四字熟語を知る辞典 「千変万化」の解説

千変万化

さまざまに変化すること。場面、事態、様子などが、つぎつぎと変化していくこと。

[活用] ―する。

[使用例] わたしはやがて眼前に拡げられるであろう千変万化をえがいて胸を躍らせていましたが[稲垣足穂*星を造る人|1922]

[使用例] 千変万化するものは自然の理であって、その変化にうつらなければ風はあらたまらない[中山義秀*芭蕉庵桃青|1970]

[解説] 「千」も「万」も数の多いことを表します。同じような意味合いの語を重ねて強調した表現。「せんべんばんか」ともいいます。

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