日本歴史地名大系 「大串山村」の解説 大串山村おおぐしやまむら 佐賀県:佐賀郡富士町大串山村[現在地名]富士町大字大串亀(かめ)岳(七四〇メートル)の北東の谷間にある山村。文化一四年(一八一七)の郷村帳によれば、佐古・西ノ谷・平村の集落を含んでいる。慶長絵図に「大串 高二百四十七石余」と記され、佐賀・川上(かわかみ)・小副川(おそえがわ)・波多(はた)(畑)瀬(せ)・栗並(くりなみ)・大串・七山(ななやま)(現東松浦郡)・浜崎(はまさき)(現東松浦郡)への通路が記され、また杉山(すぎやま)への道も記されている。藩政期に小城(おぎ)藩領となり山内(さんない)代官所の支配を受けた。楮・麻・干柿などを産した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by