大久保康雄(読み)オオクボ ヤスオ

20世紀日本人名事典 「大久保康雄」の解説

大久保 康雄
オオクボ ヤスオ

昭和期の英文学者,翻訳



生年
明治38(1905)年5月1日

没年
昭和62(1987)年1月12日

出生地
茨城県

本名
大久保 保雄

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学部英文科〔昭和5年〕中退

経歴
大宅壮一主宰の翻訳集団で修業したのち、昭和11年、M・ミッチェル「風と共に去りぬ」を訳す。これがベストセラーとなり、アメリカ現代文学普及の端緒を開いた。作品はほかにヘンリー・ミラー北回帰線」「薔薇色十字架」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大久保康雄」の解説

大久保康雄 おおくぼ-やすお

1905-1987 昭和時代の英米文学者,翻訳家。
明治38年5月1日生まれ。昭和11年に訳出したM.ミッチェル「風と共に去りぬ」がベストセラーとなる。以後ヘミングウェー「武器よさらば」,H.ミラー「北回帰線」などを翻訳,紹介した。昭和62年1月12日死去。81歳。茨城県出身。慶大卒。本名は保雄。著作に「アメリカ文学史」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android