大久保漣々(読み)おおくぼ れんれん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大久保漣々」の解説

大久保漣々(2) おおくぼ-れんれん

1836-1886 幕末-明治時代の俳人
天保(てんぽう)7年生まれ。先代大久保漣々の子。はじめ芙蓉庵(ふようあん)富水と号したが,のちに父の号花墻(はながき)漣々をついだ。父の一周忌に発句集「漣々小祥忌」を刊行した。明治19年3月5日死去。51歳。江戸出身。名は忠保。通称は伊三郎。別号に畳山居,千茅老人。

大久保漣々(1) おおくぼ-れんれん

1798-1858 江戸時代後期の俳人。
寛政10年生まれ。江戸の人。三卿のひとつ清水家につかえる。去来庵雪明,藤垣炉扇に師事し,花墻(はながき)漣々と号した。編著に「誹諧白雄夜話(はいかいしらおやわ)」「季寄便覧」などがある。安政5年7月死去。61歳。名は忠善。通称は伊三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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