日本歴史地名大系 「大仁保神社」の解説 大仁保神社おおにほじんじや 奈良県:高市郡高取町丹生谷村大仁保神社[現在地名]高取町大字丹生谷小字大入巨勢(こせ)谷の北入口にある丹生谷(にうだに)集落の北辺に鎮座。水神罔象女(みつはひめ)神を祀る。旧村社。「丹生大明神告門」に、丹生都比売(にふつひめ)神社の祭神は大和国川上水分(かわかみのみくまり)峯(丹生川上神社)から十市(とおいち)郡・巨勢丹生(こせのにふ)・宇智(うち)郡布々岐丹生(ふふきのにふ)を経、現和歌山県かつらぎ町の天野(あまの)山に鎮座したと記し、巨勢丹生が当地と考えられる。「三代実録」元慶二年(八七八)二月二七日条に「授大和国無位大仁保神従五位下」とみえ、当社とする説がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by