…《万葉集》にも,〈山の辺のみ井を見がてり神風の伊勢をとめども相見つるかも〉とうたわれていて,いわゆる井戸端に,多数の女たちが集まっている情景がみられた。《常陸国風土記》によると久慈郡高市(たけち)は,密筑(みつき)の里といい,里の中に浄泉(いずみ)があって〈大井〉とよばれていた。そして夏になると,遠近から男女が集まってきて大井のまわりで遊び楽しんだとある。…
※「高市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...