大仏坂切通(読み)だいぶつざかきりどおし

日本歴史地名大系 「大仏坂切通」の解説

大仏坂切通
だいぶつざかきりどおし

鎌倉七口の一つ。鎌倉大仏北西方の丘陵笛田ふえだへ越える険しい山道で、切通や掘割道になっている部分が多く、現在も一部に往時景観を残している。「吾妻鏡」は大仏を深沢ふかさわ里にあると記しているが、現在の鎌倉市常盤ときわ梶原かじわら山崎やまざき・笛田・などを総称した深沢郷長谷はせの大仏までを含んでいたとなると、当然この切通付近を越えて深沢里に至る道路が開かれていたものと推定されるが、史料上では確認されない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む