大仙坊薬師堂(読み)だいせんぼうやくしどう

日本歴史地名大系 「大仙坊薬師堂」の解説

大仙坊薬師堂
だいせんぼうやくしどう

[現在地名]神辺町川北

七日市なぬかいちの大仙坊にある。文明三年(一四七一)六月一六日付の西国寺不断経修行勧進并上銭帳(西国寺文書)に「今大山寺衆 壱貫文 惣中」とあり、記載順などからみて今大山いまだいせん寺は川北かわきた辺りにあったと推定される。

一方、当薬師堂については「備陽六郡志」に「白河院御建立之由棟札あり、往古繁栄の所なるらめと、今ハ纔の一宇となりて残れり、(中略)堂守山伏大仙院」とあり、「福山志料」に「御浜山長福寺と云号アリ、山伏大仙院ノ持ナリ、堂ハ十年前に焼失ス、(中略)コノ修験昔ハ著レタル家ニテ此ニ城アリシトキハソノ城ノ祈祷ノ事等ヲ司ルト云」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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