大倉燁子(読み)オオクラ テルコ

20世紀日本人名事典 「大倉燁子」の解説

大倉 燁子
オオクラ テルコ

昭和期の小説家



生年
明治19(1886)年4月12日

没年
昭和35(1960)年7月18日

出生地
東京・本郷弓町

本名
物集 芳子

学歴〔年〕
東京女高師中退

経歴
二葉亭四迷や森下雨村らに小説指導を受け、昭和10年刊行の「踊る影絵」で、最初の女流探偵作家として文壇に登場する。他の作品に「殺人流線型」「笑ふ花束」「影なき女」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大倉燁子」の解説

大倉燁子 おおくら-てるこ

1886-1960 昭和時代の小説家。
明治19年4月12日生まれ。物集(もずめ)高見の娘。二葉亭四迷,森下雨村に師事外交官の夫と欧米に滞在し,コナン=ドイルの作品を知る。昭和10年短編小説集「踊る影絵」,長編「殺人流線型」を発表,日本初の女性の探偵小説家として注目された。昭和35年7月18日死去。74歳。東京出身。本名は物集芳子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android