大倉長右衛門(読み)オオクラ チョウエモン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「大倉長右衛門」の解説

大倉 長右衛門
オオクラ チョウエモン


職業
能楽囃子方(大倉流小鼓方)

専門
小鼓

肩書
大倉流小鼓宗家(13代目)

本名
大倉 善太郎

別名
別称=大倉 長右衛門宣朝(オオクラ チョウエモンノブトモ),前名=大倉 六蔵宣朝(オオクラ ロクゾウノブトモ)

生年月日
明治21年 10月13日

出生地
東京

経歴
大倉流小鼓方12代宗家・長右衛門宣悦の三男。父と谷市之進に師事、明治34年能「岩船」の演奏初舞台。36年父の死で宗家を継いだ。大正12年関東大震災で大阪に移住。昭和8年六蔵を継承、39年に長右衛門を襲名した。32年より日本能楽会会員。没後二男が家芸を継ぎ15代目長十郎となる。

所属団体
日本能楽会

没年月日
昭和43年 6月30日 (1968年)

家族
父=大倉 長右衛門(大倉流小鼓12代目宗家),二男=大倉 長十郎(大倉流小鼓15代目宗家)


大倉 長右衛門
オオクラ チョウエモン


職業
能楽囃子方(大倉流小鼓方)

専門
小鼓

肩書
大倉流小鼓宗家(12代目)

別名
別称=大倉 長右衛門宣悦(オオクラ チョウエモンノブヨシ),通称=六蔵,前名=大倉 喜太郎

生年月日
嘉永4年

経歴
大倉流小鼓方10代宗家・長右衛門宣義の二男。三男の長右衛門宣朝が13代目宗家を継いだ。

没年月日
明治36年 5月26日 (1903年)

家族
三男=大倉 長右衛門(大倉流小鼓13代目宗家),父=大倉 長右衛門(大倉流小鼓10代目宗家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「大倉長右衛門」の解説

大倉 長右衛門
オオクラ チョウエモン

大正・昭和期の能楽囃子方(大倉流小鼓方) 大倉流小鼓宗家(13代目)。



生年
明治21(1888)年10月13日

没年
昭和43(1968)年6月30日

出生地
東京

本名
大倉 善太郎

別名
別称=大倉 長右衛門宣朝(オオクラ チョウエモンノブトモ),前名=大倉 六蔵宣朝(オオクラ ロクゾウノブトモ)

経歴
12代宗家・六蔵宣悦の三男。父と谷市之進に師事、明治34年能「岩船」の演奏で初舞台。36年父の死で宗家を継いだ。大正12年関東大震災で大阪に移住。昭和8年六蔵を継承、39年に長右衛門を襲名した。32年より日本能楽会会員。没後二男が家芸を継ぎ15代目長十郎となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大倉長右衛門」の解説

大倉長右衛門 おおくら-ちょうえもん

1888-1968 大正-昭和時代の能楽師小鼓方。
明治21年10月13日生まれ。大倉流小鼓方12代家元。父宣悦と谷市之進に師事し,明治34年能「岩船」で初舞台。昭和8年六蔵,39年長右衛門を襲名。昭和43年6月30日死去。79歳。東京出身。本名は喜太郎。俳名は宣朝(のぶとも)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大倉長右衛門の言及

【大倉流】より

…能楽囃子方の流儀の一つ。大鼓方と小鼓方の両方があり,祖を同じくする。両者は音楽上譜がほぼ完全に折りあうアシライ鼓の間柄である。(1)大鼓方 能楽協会に10名余の役者が登録され,大阪,名古屋,東京などで活躍している。地方ごとに少しずつ譜が異なり,古い手組(リズム・パターン)や掛声を残しているが,手組数が少なく音楽構造が比較的単純な点は共通している。高安流,宝生流(いわゆる宝生錬三郎派,古称は観世流),明治以後絶えた金春(こんぱる)流大鼓などとも音楽構造が近い。…

※「大倉長右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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