ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大元通制」の意味・わかりやすい解説 大元通制たいげんつうせいda yuan tong zhi 中国,元の英宗至治3 (1323) 年に頒行された法書。律令のような法典 (元代には存在しなかった) とは異なって,それぞれ成立の日付を付された数多くの単行法令および裁判例を集録したものである。制詔,条格,断例,別類の4部に分れていたと伝えられる。うち条格の一部分が現在も伝存し,『通制条格』という名で 1930年,複刻刊行されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by