大千軒岳・前千軒岳(読み)だいせんげんだけ・まえせんげんだけ

日本歴史地名大系 「大千軒岳・前千軒岳」の解説

大千軒岳・前千軒岳
だいせんげんだけ・まえせんげんだけ

渡島・檜山支庁の境、松前町・福島ふくしま町・上ノ国かみのくに町の境界にある山。大千軒岳は松前半島の主峰で標高一〇七一・二八メートル、これより南の前千軒岳は一〇五六メートル。大千軒岳連峰の地質は火山性の安山岩・玄武岩はあまりみられず、基層は松前層群からなり、その上に福山層群が載り、山頂付近は花崗岩からなる深成岩がみられる。

古くは千軒山(東遊雑記)のほか、仙見ヶ嶽(北海随筆)・泉源が嶽(ひろめかり)・浅見山(谷「蝦夷紀行」)鬱金うこん(松前広長「松前志」)鷹待たかまち(松前町史)などとよばれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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