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浅間信仰 せんげんしんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浅間信仰
せんげんしんこう

富士山に対する信仰の一形態。富士山をまつる浅間神社は,山麓の登山口にそれぞれまつられ,信仰の中心になっている。富士山神は女性で,コノハナノサクヤヒメ(木花開耶姫)である。都良香の『富士山記』にも,山頂で美姫が舞うことを記しており,古代から霊山として信仰の対象であった。浅間神社は里宮にあたり,中世にはここを通して,富士登拝を行なう富士道者が増加した。近世にそのなかから長谷川角行という者が現れ,浅間神社から独立した富士講をつくった。これはのちに江戸町人を基盤に大きな勢力をもつにいたる。近代にはさらに扶桑教実行教丸山教などの教派神道が成立した。

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百科事典マイペディアの解説

浅間信仰【せんげんしんこう】

浅間神社に対する信仰であるが,浅間神社の祭神木花開耶(このはなのさくや)姫は中世に富士権現と称せられたように,富士山を神体とするので,富士信仰とも呼ばれる。江戸時代から庶民の間に広まり,富士講・浅間講が結ばれ,富士山への登拝が盛んに行われた。
→関連項目木花開耶姫富士講

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世界大百科事典 第2版の解説

せんげんしんこう【浅間信仰】

富士山に対する信仰のうち浅間神社を中心とする信仰をさしている。アサマともよばれており,本来は火山に対する名称とする説もある。富士山に関する最古の文献である都良香《富士山記》には,875年(貞観17)11月5日,山頂で白衣の美女2人が舞う姿を見たという記事があり,白い噴煙の立ち上るようすを表現していると思われる。そしてこの山神に対して〈浅間大神〉と命名している。後世浅間大神は,木花開耶姫(このはなのさくやびめ)と同一視された。

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大辞林 第三版の解説

せんげんしんこう【浅間信仰】

静岡県富士宮市の浅間神社に関する信仰。古来の富士信仰をもとに、浅間神社創建後、水の神・火山の神への信仰が確立。修験道と習合して発展、富士講により民間にも流布した。 → 富士信仰

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世界大百科事典内の浅間信仰の言及

【浅間信仰】より

…江戸時代中期ころより富士講信者に女性が増え,富士講は御師の一部と結びついて広く信者を集めたので,女性登山者が,他の山岳に比して多くいることも知られている。このほか,長野県浅間山や三重県朝熊(あさま)山などの各地域社と結びついた浅間信仰もあり,富士浅間とは異なる歴史をもっている。富士信仰【宮田 登】。…

※「浅間信仰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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