だい‐しょう【大升】
- 〘 名詞 〙
- ① 令制以前の量の単位。大尺六尺四方を一歩としたとき、この単位面積からの収穫米。大尺は高麗尺(こまじゃく)と同じで、小尺(天平尺、今の曲尺に近い)の一・二尺。大尺五尺四方(即ち小尺六尺四方)を一歩としたときの収穫米を減大升と称し、令制の大升と同量である。→減大升・尺。〔政事要略(1002頃)五三・雑田・弘仁一三年一一月五日・額田今足勘文〕
- ② 令制以後の量の単位。令制では升を大升と小升の二種に分かち、大升は小升の三倍にあたると規定し、大升は銀・銅・穀を計量するのに用い、他はすべて小升を使うこととした。和銅六年(七一三)度量衡制が改定されたが、その内容は明らかでない。しかし延喜式(雑式)では薬の計量以外は大升によるとなっているので、令の小升中心から大升中心への方針転換があったのではないかと思われる。奈良時代の大升の容積は今日の枡の約四合にあたると計算されている。
- [初出の実例]「量。十合為レ升。〈三升為二大升一升一〉十升為レ斗。十斗為レ斛」(出典:令義解(833)雑)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大升の言及
【升∥枡】より
…その後中国や朝鮮半島の制度が渡ってきて普及し,大宝令にとり入れられるのは唐の制度である。雑令に〈量,十合為升,三升為大升一升,十升為斗,十斗為斛〉とある。これは唐制のままで,当時の唐制は度量衡とも大小2種の単位制度となっていた。…
※「大升」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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