大嘗(読み)オオニエ

デジタル大辞泉 「大嘗」の意味・読み・例文・類語

おお‐にえ〔おほにへ〕【大×嘗】

大嘗おおにえの祭」の略。→大嘗祭だいじょうさい

おお‐なめ〔おほ‐〕【大×嘗】

大嘗祭おおなめまつり」の略。→だいじょうさい(大嘗祭)

だい‐じょう〔‐ジヤウ〕【大×嘗】

大嘗祭だいじょうさい」に同じ。

おお‐んべ〔おほ‐〕【大×嘗】

《「おほむべ」とも表記》「おおにえ(大嘗)」の音変化。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大嘗」の意味・読み・例文・類語

おお‐んべおほ‥【大嘗・大贄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおにえ(大嘗)」の変化した語。「おほむへ」とも表記 )
  2. おおにえ(大贄)
    1. [初出の実例]「是に海人の苞苴(オホムベ)往還(かよふあひだ)に鯘(あざ)れぬ」(出典日本書紀(720)仁徳即位前(前田本訓))
  3. おおにえ(大贄)
    1. [初出の実例]「大嘗会は一代一度の大神事なり。令書にはおほむべと訓ぜり」(出典:御代始鈔(1461頃)大嘗会の事)

おお‐なめおほ‥【大嘗】

  1. 〘 名詞 〙おおなめまつり(大嘗祭)」の略。
    1. [初出の実例]「一代に一度の大嘗会をばおほなめと云」(出典:天理本日本書紀抄(1527)中)

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