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大坂屋伊兵衛 おおさかや いへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大坂屋伊兵衛 おおさかや-いへえ

?-1718 江戸時代前期-中期の商人。
江戸の人。元禄(げんろく)7年発起人となって十組問屋(とくみどいや)を結成,江戸-大坂間の海路輸送でおきる荷主と船主間のもめごとの処理にあたらせた。享保(きょうほう)3年閏(うるう)10月5日死去。本名は川上正吉

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朝日日本歴史人物事典の解説

大坂屋伊兵衛

没年:享保3(1718)
生年:生年不詳
江戸前期の問屋商人。十組問屋仲間創設の立役者。本名川上正吉。大坂から江戸への下り商品は大坂からの廻船問屋や廻船に大きく依存していたので,下り商品を仕入れる江戸問屋は海上輸送や海難処理をめぐって常に船頭や廻船問屋より弱い立場にあった。このため元禄7(1694)年,小間物諸色問屋仲間通町組所属の伊兵衛が呼びかけて,問屋仲間の連合組織である十組問屋を結成。各組に行司(世話人)を置き,この行司が交代で大行司を務め,大行司の監督のもとに海難処理に当たり,また十組問屋に所属の菱垣廻船を支配して,江戸問屋商人仲間による海上輸送の円滑化をはかった。

(柚木学)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

おおさかやいへえ【大坂屋伊兵衛】

?‐1718(享保3)
江戸の商人。実名川上正吉。江戸十組問屋仲間創設の主唱者。江戸への商品輸送は大坂からの廻船に大きく依存していたため,下り商品を仕入れる江戸問屋は,海難処理そのほか,連合して海運に関与する必要に迫られた。小間物諸色問屋仲間通町組所属の伊兵衛の呼びかけにより,1694年(元禄7)に諸仲間の初会合が開かれ,その結果問屋仲間の連合組織である十組が成立した。【林 玲子】

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