20世紀日本人名事典 「大坪砂男」の解説 大坪 砂男オオツボ スナオ 昭和期の小説家 生年明治37(1904)年2月1日 没年昭和40(1965)年1月12日 出生地東京・牛込 本名和田 六郎 別名別名=大坪 沙男 学歴〔年〕東京薬専〔大正15年〕卒 主な受賞名〔年〕日本探偵作家クラブ賞(第3回)〔昭和24年〕「私刑」 経歴昭和4年警視庁鑑識課に勤務し、退職後、画商などを経て、23年「天狗」「赤痣の女」を発表。以後推理小説作家として活躍し、25年「私刑」で探偵作家クラブ賞を受賞。ポー文学の継承を目差し、「幻影城」「花束」「虚影」などの作品を発表するが、34年ごろ創作の筆を絶つ。没後の47年「大坪砂男全集」(全2巻 薔薇十字社)が刊行された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大坪砂男」の解説 大坪砂男 おおつぼ-すなお 1904-1965 昭和時代後期の小説家。明治37年2月1日生まれ。和田維四郎(つなしろう)の子。警視庁鑑識課につとめたのち,昭和23年佐藤春夫の推薦で「天狗(てんぐ)」などを発表。25年「私刑(リンチ)」で探偵作家クラブ賞。34年以降筆をたった。昭和40年1月12日死去。60歳。東京出身。東京薬専(現東京薬大)卒。本名は和田六郎。名は沙男ともかく。作品はほかに「涅槃(ねはん)雪」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by