大塚明彦(読み)おおつかあきひこ

知恵蔵mini 「大塚明彦」の解説

大塚明彦

日本の実業家。1937年、大塚製薬株式会社の実質的創業者である故大塚正士氏の長男として、徳島県に生まれる。60年、大塚製薬に入社し、69年には世界初のレトルトカレー「ボンカレー」を発案。76年、38歳で同社社長に就任し、「ポカリスエット」(80年)、「カロリーメイト」(83年)、「ファイブミニ」(88年)といった機能性食品を他に先駆けて販売した。98年、贈賄容疑で逮捕され(後に懲役1年8カ月執行猶予3年の有罪判決が確定)、社長を辞任。2000年、取締役に復帰し、08年に持ち株会社の大塚ホールディングス株式会社設立と同時に会長に就任。10年には東証1部上場を果たした。11年より大塚製薬会長を兼務。14年11月28日、死去。享年77。

(2014-12-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報