大塚笹一(読み)オオツカ ササイチ

20世紀日本人名事典 「大塚笹一」の解説

大塚 笹一
オオツカ ササイチ

明治〜昭和期の実業家 高屋織物社長;岡山県議。



生年
明治6年6月8日(1873年)

没年
昭和16(1941)年12月17日

出生地
岡山県後月郡高屋村(現・井原市)

学歴〔年〕
興譲館卒

主な受賞名〔年〕
緑綬褒章〔昭和13年〕

経歴
織物業従事。のち、弱冠26歳で郷里岡山県高屋村の村長となる。明治37年に村長を退任ののちは実業専念、中備織物同業組合を結成し、県の織物業界における指導者として活躍。大正4年には岡山県会議員に当選し、政治活動を再開した。6年高屋織物合資会社(現在のタカヤ株式会社)を設立、7年には同社を株式会社化し、その社長に就任。8年岡山県織物組合連合会の創立に伴い、初代会長に選ばれた。常に技術革新と品質向上をはかり、岡山の織物業を大いに発展させた功績は大きく、昭和13年に緑綬褒章を受賞。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大塚笹一」の解説

大塚笹一 おおつか-ささいち

1873-1941 明治-昭和時代前期の実業家。
明治6年6月8日生まれ。37年中備織物同業組合を設立して組合長となり,業者の連帯と品質向上を推進。大正4年岡山県会議員。6年高屋織物(現タカヤ)を設立,8年岡山県織物組合連合会初代会長となった。昭和16年12月17日死去。69歳。岡山県出身。興譲館卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android