大安寺町(読み)だいあんじちよう

日本歴史地名大系 「大安寺町」の解説

大安寺町
だいあんじちよう

[現在地名]長浜市朝日町あさひちよう

南北北国街道東西の通りに面した町で、東西通りの角に面した家はすべて南北通りを向いている。南は下船しもふな町、東は紺屋こんや町。朱印地町名は奈良大安寺領と関係すると思われるが不詳。慶安四年(一六五一)検地帳(川崎文書)に屋敷地一一があげられる。元禄八年大洞弁天寄進帳では家数一一(借家二)、男二九・女二四で、町代が置かれ、船持二・葉煙草屋・酒屋綿屋・旅籠屋がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 下船町 下船 紺屋

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android