東員(読み)とういん

改訂新版 世界大百科事典 「東員」の意味・わかりやすい解説

東員[町] (とういん)

三重県北部,員弁(いなべ)郡の町。人口2万5661(2010)。町内を南東流する員弁川沖積平野が町域の大部分を占め,穀倉地帯となっている。米麦作を中心に養蚕,畜産を営む農業の町であったが,近年,北部丘陵地で住宅開発が進められ,都市化が進んでいる。近鉄北勢線(現,三岐鉄道北勢線),国道365号,421号線が通り,隣接する桑名,四日市両市への通勤者が多い。式内社の猪名部神社は古代の猪名部氏にゆかりが深く,毎年4月には上げ馬神事流鏑馬(やぶさめ)神事などが奉納される。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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