大宮野開
おおみやのびらき
[現在地名]城端町大宮野・千福・西原・大鋸屋・泉沢
山田川西側の野口村・示野新村・千福新村の周辺と、山田川東側の大鋸屋村北部周辺に点在していた。地名の由来は理休村大宮野の農民によって新開されたからである。「越中志徴」に「理休村の枝村に大宮野と云ふ地あり。此地辺は昔は大宮野とて曠野なりしを、追々墾開すと云へり。故に今大宮野開とて田地多し」とあり、新開された地域は広範囲に及ぶ。享保一三年(一七二八)の新開で、畑直高として山田川西が八二石余・免三ツ七歩、山田川東が六〇石余・免五ツ七歩(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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