大尻沼(読み)おおじりぬま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大尻沼」の意味・わかりやすい解説

大尻沼
おおじりぬま

群馬県北東部白根山 (日光白根) の北麓にある沼。白根山による堰止湖で,菅沼丸沼下流に続く。湖面標高 1400m。周囲約 2km。面積約 0.45km2湖盆は東西2つの部分から成り,瓢箪 (ひょうたん) 沼ともいう。最深部は西部の 26.8mで,東部の湖底から温泉が湧出し,結氷期間は短い。東の丸沼からの水を受け,南西端から大尻川となって流出する。日光国立公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の大尻沼の言及

【丸沼】より

…標高が高いので,真夏でも気温が25℃を超えることはなく,避暑やキャンプによい。湖水は南西岸から標高1400mの大尻沼に落ちる。湖は貧栄養型から富栄養型へと変化がみられ,ヒメマスの養殖が行われている。…

※「大尻沼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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