精選版 日本国語大辞典 「湖盆」の意味・読み・例文・類語
こ‐ぼん【湖盆】
- 〘 名詞 〙 湖の水をたたえている陸地のくぼみ。
lake basin
水をたたえることのできる陸上の凹地。湖盆には,湖底平原,湖底緩斜面,湖成段丘,湖底水道,湖岸線に並走して発達する溝状地形,島の付け根などに発達するくぼ地,沈水バーなどの湖底地形がみられる。湖盆の成因には,構造運動,火山活動,地すべり,氷河作用,河川・海岸の作用,隕石の衝突,カルスト地域の溶食,乾燥地域の風食,人為的なダム建設などがある。日本の湖には火山活動によるものが多い。一般に湖盆は堆積の場であり,湖底に堆積物を蓄積させ湖はしだいに浅くなる。しかし,沈降帯や地溝帯に形成されているものは,構造運動により湖盆の深度が維持されているので概して大きく寿命が長い(カスピ海・ビクトリア湖・バイカル湖・琵琶湖など)。このため構造性の湖には厚くて連続性のよい湖底堆積物が蓄積されており,第四紀の古環境解析に貴重なデータを提供する。
執筆者:堀内 清司・太井子 宏和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…(8)風食作用によるもの 南アフリカのトランスバール地方で,乾燥しているため,地表が風で削られた凹地に水のたまった湖で,パンpanと呼ばれているものなどがある。
[湖盆形態]
湖盆の形態は成因,湖沼の発達の程度によってひじょうに異なる。湖盆の形態は湖沼図(湖盆図)によって示され,表面積,最大深度,湖水の容量などがそれによって求められる。…
…周囲の山地から流下する河川は,山麓(盆地縁辺)に扇状地を形成し盆地内で合流する。ときには,盆地中央部に湖沼が形成される(湖盆lake basin)が,日本などの湿潤地域では,周囲の山地中の最低所から排水され,外洋への出口をもっている。しかし,大陸内部の乾燥地帯では,水分の蒸発が激しいため,中央部に塩湖を有する外洋への出口をもたない内陸盆地が数多くみられる。…
※「湖盆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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