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白根山 しらねさん

大辞林 第三版の解説

しらねさん【白根山】

栃木県と群馬県との境にある火山。山中に五色沼、北麓に丸沼・菅沼がある。海抜2578メートル。日光白根。
群馬県北西部、長野県との境にある活火山。東麓に草津温泉がある。海抜2160メートル。草津白根。
山梨県と静岡県との境にある北岳・間あいのだけ・農鳥岳の三峰の総称。南アルプスの主峰。北岳は海抜3192メートルで、日本第二の高峰。白根三山。

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デジタル大辞泉の解説

しらね‐さん【白根山】

栃木・群馬県境にある火山。北西麓には丸沼菅沼があり、日光国立公園に属する。標高2578メートル。日光白根
群馬県北西部、長野県境近くにある活火山。山腹に万座草津などの温泉郷がある。上信越高原国立公園に属する。標高2160メートル。南接の本白根山(もとしらねさん)(2171メートル)を含むこともある。草津白根
山梨・静岡両県にまたがる赤石山脈北部の北岳(3193メートル)・間(あい)ノ岳(3189メートル)・農鳥(のうとり)岳(3026メートル)の総称。北岳は富士山に次ぐ高峰。白峰山。白根三山。甲斐(かい)白根。

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世界大百科事典 第2版の解説

しらねさん【白根山】

栃木県日光市と群馬県利根郡片品(かたしな)村にまたがる火山。草津白根山と区別して日光白根山ともいい,奥白根山ともいう。標高は2578mで,関東以北の最高峰である。石英安山岩溶岩円頂丘からなり,北西に流れた溶岩流は片品川をせき止めて,菅(すが)沼,丸沼を出現させた。この火山活動は日光諸火山のうちで最も新しいと考えられる。1625年(寛永2)以来数回の噴火記録がある。この山を囲んで金精(こんせい)山,前白根山(2370m)などがあり,この間に五色沼,弥陀ヶ池があることから二重式火山と考えられたこともあるが,これらは外輪山ではなく,前白根山は第三紀噴出の流紋岩からなり,金精山は溶岩円頂丘である。

しらねさん【白根山】

群馬県北西部,吾妻(あがつま)郡草津町の長野県近くにある活火山。草津白根とも呼ばれる。本白根(もとしらね)山(2176m)と白根山(2160m)が鞍部を隔てて南北に対峙する双子火山である。基盤岩はおもに新第三紀の堆積岩や火山岩類からなり,北西部で標高2000m,南東部で900mの高さに位置し,基盤形態は南北で著しく非対称的である。その影響ですそ野は南東部に広く発達する。火山活動は本白根山地域に始まり,厚い白根凝灰角レキ岩層が形成され,次いで大規模な白根軽石流堆積物が流出して南東部に広いすそ野を形成した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔栃木県(群馬県)〕白根山(しらねさん)


栃木・群馬県境にそびえる溶岩ドームがある成層火山。標高2578m。日光(にっこう)火山群の最高峰。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。1889~90年(明治22~23)の噴火以降、活動を休止する。山頂付近にいくつかの火口跡が残り、五色(ごしき)沼などの火口湖が点在、北側山麓(さんろく)に菅(すげ)沼・丸(まる)沼などの堰止湖(せきとめこ)がある。シラネアオイは激減しているが、高山植物は豊富。北側の金精(こんせい)峠トンネルを金精道路が抜け、東麓にある奥日光の湯元(ゆもと)温泉と北西麓の丸沼温泉を結ぶ。周辺にはスキー場も多い。日光白根・奥白根とも。

〔群馬県〕白根山(しらねさん)


群馬県北西部、長野県境近くに噴出した火山。標高2160m。南3kmの本白根(もとしらね)山(標高2171m)とともに双子火山を形成。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。本白根山・逢ノ(あいの)峰を含め草津白根と総称される。山頂付近は荒涼としたはげ山で、直径約1kmのカルデラ中に水釜(みずがま)・湯釜(ゆがま)・涸釜(かれがま)の3つの爆裂火口湖がある。湯釜は世界一の強酸性湖として有名。東麓(とうろく)に草津、西麓(せいろく)に万座(まんざ)の両温泉があり、志賀(しが)草津道路が本白根山との間の鞍部(あんぶ)を通る。

〔長野県(山梨県・静岡県)〕白根山(しらねさん)


長野・山梨・静岡3県境近く、赤石(あかいし)山脈(南アルプス)北部の北(きた)岳(標高3192m)・間ノ(あいの)岳(標高3189m)・農鳥(のうとり)岳(標高3026m)の総称。白根三山・白峰(しらね)三山とも。富士山に次ぎ高さ日本第2位の北岳だけをさす場合もある。北岳東側の大岩壁は南アルプスの代表的ロッククライミングルート。間ノ岳・農鳥岳には稜線が平行に並ぶ二重山稜(さんりょう)がみられ、また間ノ岳の雪渓は南アルプス最大。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白根山
しらねさん

栃木県群馬県の県境にある火山活火山で,常時観測火山。標高 2578m。奥白根山ともいわれ,群馬県と長野県の境にある草津白根(→白根山),赤石山脈(南アルプス)の甲斐白根(→白根三山)と区別して,日光白根とも呼ばれる。奥白根山,座禅山(2317m),前白根山(2373m)などの総称とされることもある。日光火山群の西端にあたり,新第三紀に噴出した流紋岩を基盤に,石英安山岩などからなる溶岩円頂丘型火山で,慶安2(1649)年,明治5(1872)年,1873年,1889年に噴火の記録がある。西方に爆裂火口のお釜,火山の噴出によりできた丸沼菅沼がある。山頂に白根権現がある。湯元温泉が登山起点。一帯は日光国立公園に属する。

白根山
しらねさん

群馬県長野県の境にある成層火山活火山で,常時観測火山。標高 2160m。栃木県と群馬県の境の日光白根(→白根山),赤石山脈(南アルプス)の甲斐白根(→白根三山)と区別して,草津白根とも呼ばれる。那須火山帯に属し,三国山脈の南西部にそびえる。南方の本白根山(2171m)と双子火山を形成,ほかに米無山(1863m),横手山(2307m)を含めていう場合もある。基盤は新第三紀の火山岩類で,山体輝石安山岩および集塊岩で構成されている。文化2(1805)年に水蒸気爆発を起こし,以降小規模から中規模の噴火を繰り返している。涸釜,湯釜,水釜の三つの爆裂火口湖をもち,湯釜の湖底には硫黄が堆積している。上信越高原国立公園に属し,群馬県側の山腹草津温泉万座温泉がある。志賀草津道路が通る。

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