最新 地学事典 「大山火山」の解説
だいせんかざん
大山火山
Daisen volcano
鳥取県と岡山県にまたがる更新世の複成火山。標高1,729mで,中国地方第1の高山。白亜紀の花崗岩類を基盤とする。およそ90万年前から2万年前まで活動した。多数の寄生円頂丘・溶岩流・火砕流・泥流・降下火砕物などからなる。中心部を占める弥山(みせん)は比高800mに及ぶ溶岩円頂丘である。約6万年前に噴出した大山倉吉テフラ(DKP)は北関東・南東北地方にまで追跡できる広域テフラとして知られる。岩石は輝石角閃石安山岩・黒雲母角閃石直方輝石デイサイトを主とする。寄生火山の溶岩は北西~南東方向の構造線に支配されて噴出。
執筆者:倉沢 一・津久井 雅志・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

