大山神社遺跡(読み)おおやまじんじやいせき

日本歴史地名大系 「大山神社遺跡」の解説

大山神社遺跡
おおやまじんじやいせき

[現在地名]家島町宮 男鹿島

家島群島の一つである男鹿たんが島の頂上部(標高二二〇・四メートル)にある。頂上部には神社の社殿が建てられ、周囲には平坦地もある。北西方向から南東方向に向かって谷が入り込み、この谷をコの字状に囲む地域に遺構が分布している。旧石器時代、弥生時代中期後半から後期、平安時代後半から鎌倉時代にかけての集落跡。昭和三五年(一九六〇)第一次・第二次の発掘が行われた。平成元年(一九八九)に第三次調査が始まり、同四年までに第八次の発掘が実施された。第一次・第二次調査では遺構は確認されなかったが、弥生時代中期後半から後期にかけての土器石器が発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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