日本歴史地名大系 「大岩田村」の解説
大岩田村
おおいわたむら
- 茨城県:土浦市
- 大岩田村
天正一八年(一五九〇)に結城秀康領となり、文禄四年(一五九五)三月一七日に検地が実施された(「常州信太庄大岩田村御縄打水帳」長南俊雄氏蔵)。寛文四年(一六六四)には麻生藩領となり(寛文朱印留)、その後、一部は天領となったが、元禄一二年(一六九九)全村が土浦藩領となった。慶応元年(一八六五)頃作製の大岩田村絵図(国立史料館蔵)には多くの池や水門・用水溝が描かれている。また霞ヶ浦に面しているため漁業も行われ、漁師の大半は兼業農家であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報