大島延次郎(読み)オオシマ ノブジロウ

20世紀日本人名事典 「大島延次郎」の解説

大島 延次郎
オオシマ ノブジロウ

昭和期の歴史学者 元・宇都宮大学教授。



生年
明治27(1894)年11月8日

没年
昭和48(1973)年5月3日

出生地
栃木県今市

学歴〔年〕
東北帝大法文学部史学科〔昭和7年〕卒,東北帝大大学院〔昭和12年〕修了

学位〔年〕
文学博士(東北大学)〔昭和32年〕

経歴
大学院で日本交通史の研究を始め、昭和12年東北帝大助手、14年宮城県女子専門学校教授、24年宇都宮大学教授、35年定年退官、東海大学教授。日本の本州全土の宿駅について調査を続け、交通史の実証的研究に打ち込んだ。また都市の研究も行った。下野史学会会長も務めた。著書に「日本交通史概論」「本陣の研究」「日本都市発達史」「下野文化史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島延次郎」の解説

大島延次郎 おおしま-のぶじろう

1894-1973 昭和時代の日本史学者。
明治27年11月8日生まれ。東北帝大助手をへて,昭和24年宇都宮大教授。32年「本陣の研究」で学位をえる。宿駅を調査し,交通史や都市の研究につとめた。「下野(しもつけ)史学」を主宰。昭和48年5月3日死去。78歳。栃木県出身。東北帝大卒。著作に「日本交通史論叢(ろんそう)」「日本の路(みち)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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