大川崎村(読み)おおがわさきむら

日本歴史地名大系 「大川崎村」の解説

大川崎村
おおがわさきむら

[現在地名]富津市大川崎おおかわさき

大田和おおたわ村の西、みなと川上流右岸、同川支流高宕たかご川左岸に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高一六四石。寛文四年(一六六四)の松平忠勝領知目録(寛文朱印留)に大河崎村とあり、佐貫藩領。支配領主の変遷田原たばら村と同様。元禄郷帳では高一七七石余。天明三年(一七八三)凶作のため全村民の連印で年貢減免を要求、佐貫さぬき役所で聞入れられなければ江戸に出訴するとしている(大川崎区有文書)。寛政五年(一七九三)の村明細帳(嶺家文書)では田三町九反余・畑一四町五反余、家数四六(うち山伏寺一)・人数一七一、牛五四・馬六、農間に薪稼、年貢米は陸路二里半を湊村まで津出しし、船で江戸へ輸送した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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