大府河村(読み)おぶかわむら

日本歴史地名大系 「大府河村」の解説

大府河村
おぶかわむら

[現在地名]森町三倉みくら

三倉村の北西にある。集落の南側を舟場ふなば沢が大府おおぶ川となって南東へ流れ、三倉村で三倉川に合流する。大府川沿いに秋葉街道が通る。豊田とよだ郡に属し、三倉郷一四ヵ村の一。

正保郷帳には大深村とみえ永高二貫四三五文、幕府領柴山と注記される。寛文一二年(一六七二)豊田郡三倉組内大府川村検地帳(大府川村区有文書)によれば、畑一町六反余・茶畑一町七反余・田一町三反余・屋敷一反余。屋敷の名請人は一七人、うち三人分の分付主は三倉村の三倉久右衛門で畑地にも同人の分付地が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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