大恩寺町（読み）だいおんじちよう

日本歴史地名大系 「大恩寺町」の解説

大恩寺町
だいおんじちよう

中京区二条通室町通西入ル

東西に通る二条（にじよう）通（旧二条大路）を挟む両側町。中央を南北に衣棚（ころものたな）通が通る。

平安京の条坊では、二条町尻小路と二条室町小路の間の二条小路上にあたる。

町名は、寛永一四年（一六三七）洛中絵図に「二条大音寺町」、元禄末期洛中絵図・天明六年（一七八六）京都洛中洛外絵図に「大恩寺町」とある。木版図系では寛永一八年以前平安城町並図・寛永版平安城東西南北町並之図で「大文字町」とするが、承応二年（一六五三）の新改洛陽並洛外之図は「大おんし丁」とし、以後変化はない。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で，天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25～30%含まれる。有機物の分解，たとえばセルロースの腐敗，発酵の際に生成され，沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay