日本歴史地名大系 「大日向II遺跡」の解説 大日向II遺跡おおひなたIIいせき 岩手県:九戸郡軽米町軽米村大日向II遺跡[現在地名]軽米町軽米 叺屋敷国道三四〇号沿い、東側を雪谷(ゆきや)川、西側を郷坂(ごうさか)川に挟まれた細長い丘陵から東へ緩やかに張出す裾野の緩斜面に位置。標高一七〇メートル前後。昭和五九年(一九八四)および平成元年(一九八九)に発掘調査が行われた。先の調査によって竪穴住居跡四五棟、ピット六四基、掘立柱建物跡一棟、落し穴状遺構一基を検出。竪穴住居跡は縄文時代四〇棟、古代五棟。縄文時代の時期は前期・後期・晩期の三時期で、中期が欠落している。前期住居跡の一棟は平面形が隅丸方形で、規模推定は一四×六・四メートル。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by