デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大木藤十郎」の解説 大木藤十郎 おおき-とうじゅうろう 1785-1873 江戸時代後期の砲術家。天明5年生まれ。長崎奉行所につとめながら,坂本天山に荻野(おぎの)流砲術を,高島秋帆に洋式砲術をまなぶ。また,オランダ人から汽船運用法や反射炉使用法などを伝習した。佐賀藩で航海術をおしえ,長崎港外の砲台改築の指揮をした。明治6年11月22日死去。89歳。肥前長崎出身。名は忠貞。通称ははじめ藤四郎。号は野鶴,可月。著作に「砲術捷径秘録」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例