日本歴史地名大系 「大柳生ツクダ遺跡」の解説 大柳生ツクダ遺跡おおやぎゆうつくだいせき 奈良県:奈良市柳生・田原地区大柳生村大柳生ツクダ遺跡[現在地名]奈良市大柳生町大柳生盆地の中央部、白砂(しらすな)川の段丘上に築かれた縄文時代後〜晩期の集団墓地。平成一一年(一九九九)圃場整備事業に伴う調査で全貌が明らかになった。土壙墓群は段丘の地山直上から傾斜地の遺物包含層にかけて約四〇〇基が存在した。土壙墓は径〇・三から一・五メートルの平面円形で、なかには川原石を置くもの、縄文土器の深鉢を埋め、甕とするものもあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by