大栗林村(読み)おおくりばやしむら

日本歴史地名大系 「大栗林村」の解説

大栗林村
おおくりばやしむら

[現在地名]大竹市栗谷くりたに町大栗林

小栗林こくりばやし村の南西に位置し、西は木野この川を隔てて周防国と相対する山間の村。木野川へ注ぐとうげ(現玖島川)流域集落が展開する。「国郡志下調書出帳」に「当村文和年中細川頼治公之家臣松崎頼母と申人、流浪之身と成当所へ落来申候処、(中略)追々此処彼所田畠開キ始メ、人住ひも出来経日越歳人民之居宅加増して産業日ニ相務候内、山林田畠之辺ニ栗木能登り候ゆへ、此里の名を栗林と名付申候処、其後大栗林と改り候」とあり、当村は文和年間(一三五二―五六)の開発と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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