流浪(読み)ルロウ

デジタル大辞泉 「流浪」の意味・読み・例文・類語

る‐ろう〔‐ラウ〕【流浪】

[名](スル)住むところを定めず、さまよい歩くこと。「流浪の民」「諸国流浪する」
[類語]放浪漂泊流離漂流浮浪うろつくさすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらつく徘徊彷徨低回右往左往流れ歩く流れ渡る渡り歩く巡る経巡る二転三転回歴遍歴巡行巡回転転

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「流浪」の意味・読み・例文・類語

る‐ろう‥ラウ【流浪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あてもなくさまようこと。所定めず、さすらい歩くこと。
    1. [初出の実例]「新皇は勅して曰く、女人の流浪は本属に返る者、法式の例なり」(出典:将門記(940頃か))
    2. [その他の文献]〔鮑照‐擬行路難〕
  3. 主家を失い封祿を離れること。また、生計の道を失って路頭に迷うこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「今死んでは年はもいかぬ三人の子がるらうする」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「流浪」の読み・字形・画数・意味

【流浪】るろう(らう)

さすらう。晋・陶潜〔従弟敬遠を祭る文〕余(われ)曾(かつ)て學仕して、人事纏綿(てんめん)し、浪してる無く、素志(そむ)かんことを懼る。

字通「流」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android