大気ニュートリノ(読み)タイキニュートリノ

デジタル大辞泉 「大気ニュートリノ」の意味・読み・例文・類語

たいき‐ニュートリノ【大気ニュートリノ】

地球大気上層部宇宙線が衝突することで生じるニュートリノ宇宙線(主に高エネルギー陽子線)が大気分子の原子核と衝突してできるπ中間子μ粒子が崩壊し、電子ニュートリノとμニュートリノが生成される。日本のスーパーカミオカンデによる大気ニュートリノ観測実験において、大気上層部から飛来するニュートリノと地球の裏側から地球内部を通って飛来するニュートリノの数を比較することで、ニュートリノがわずかにでも質量をもつ場合に起こるニュートリノ振動という現象が確認された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 中間子 粒子

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む