日本歴史地名大系 「大水村」の解説 大水村おおみずむら 鳥取県:八頭郡佐治村大水村[現在地名]佐治村加茂(かも)佐治川中流部の南岸にあり、集落は急峻なV字谷の谷底に点在する。万蔵(ばんぞう)村より西二町の所にあり、美作国東北条(とうほくじよう)郡阿波(あば)村(現岡山県阿波村)へ越える道がある(因幡志)。中世には佐治郷南方に属し、文永三年(一二六六)四月一三日の沙弥正仁相博状(因幡民談記)によれば、佐治郷の地頭佐治氏は「大井田内」の公田三反半と「大水」にあった私領とを交換している。永禄四年(一五六一)八月、「大ミつ一円」の伊勢道者職が北弥七郎に売渡された(「福島甚二郎末国売券」来田文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by