日本歴史地名大系 「大江八幡宮」の解説 大江八幡宮おおえはちまんぐう 静岡県:榛原郡相良町海老江村大江八幡宮[現在地名]相良町大江萩間(はぎま)川の左岸にある。祭神は誉田別命・大雀命・玉依姫命、境内社として若宮神社・水神社・天神社・琴平(ことひら)神社がある。弘安七年(一二八四)相良庄守護上杉憲藤が東中(ひがしなか)の邸内に鎌倉鶴岡八幡宮を勧請したのが始まりとされ、嘉暦二年(一三二七)小牧(こまき)山に遷座、最寄一一ヵ村の総産土神と定めたとされ、小牧山八幡宮ともよばれた。「遠淡海地志」によると、海老江(えびえ)村百姓方と黒子(くろこ)村に四石五斗ずつ、合せて九石の朱印社領を所持していた。本多忠晴が相良に入封すると、新たに新(しん)町・前浜(まえばま)町・市場(いちんば)町・福岡(ふくおか)町の相良四町が当宮の氏子となり、同書には「大社也、社有小牧 相良社」と記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by