日本歴史地名大系 「大沢里村」の解説 大沢里村おおそうりむら 静岡県:賀茂郡西伊豆町大沢里村[現在地名]西伊豆町大沢里一色(いつしき)村の北東、仁科(にしな)川上流に位置する。天城(あまぎ)山の猫越(ねつこ)峠を越えて三島宿に至る道が通る。白川(しらかわ)・禰宜(ねぎ)ノ畑(はた)・大城(おおじろ)・宮(みや)ヶ原(はら)に分れ、人家が隔たり四村のようであった(掛川誌稿)。白川の山神社に伝わる永禄一一年(一五六八)一一月の棟札に「仁科庄大沢里村」とみえ、宇波(うわ)大明神の社殿が造立されている。文禄三年(一五九四)九月六日の西浦大沢里村御縄打田畑屋敷水帳(大沢里区有文書)が残り、白川と禰宜ノ畑で合計一〇町二反余、ほかに山畑三町二反余があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by